※本講座は終了いたしました。(2024年1月28日)
このワークショップは、県内で私設心理相談室を開業している、心理臨床オフィス えんノート、カウンセリングルーム エンカレッジの共同開催です。
本ワークショップを開催するにあたり、協働的アセスメント研究会を発足しました。
協働的アセスメントとは、心理検査をブリーフセラピーのように用いるアプローチで、数十年に渡る研究実績があります。
そして、一連の研究から、治療を促進するのは、技術や技法よりもセラピスト側の要因が大きいことがわかってきました。
今回のワークショップで、群馬県の心理士・心理師のお仲間とそのエッセンスについて共に学びたいと思っています。
「協働的アセスメントのススメ~クライアントの靴を履いて~」
つながりにくいケースをいかにつなげるのか。対人援助職として働いている人は、誰もがみんな直面する問題です。
私たち心理職は、心理検査を活用し、その結果を専門家同士で共有してコミュニケーションを促進してきました。
今回ご紹介する「協働的アセスメント」では、クライアントにアセスメントを通してどんなことを知りたいか尋ね、クライアントが改善可能な目標にたどり着けるよう、アセスメントの過程に積極的に関わってもらえるよう様々な工夫をします。
そして、そのナラティブをより正確で温かみのあるものに変化するよう援助していきます。
心理学的なアセスメントの結果から、私たち専門家がわかることを、クライアントご本人に実感を持って体験的に「そうか」とわかってもらえるよう、「クライアントの靴を履いて(=相手の身になって)」ともに歩むのです。
今回の One Day Workshop では、講義で協働的アセスメントの中核的理念を学び、子どもの事例を通して臨床実践に触れることができます。
明日から使える「臨床の知」と「心」を参加される皆様と共有したいと思います。
心理検査を使うことがない方にもきっと響くに違いありません。
日時; 2024年1月28日(日) 10:00〜17:00
場所; 群馬県勤労福祉センター 第3会議室
講師; 中村紀子先生
臨床心理士/公認心理師
上智大学大学院総合人間学科博士(心理学)
中村心理療法研究室、治療的アセスメント・アジアパシフィックセンター(ACTA)、
エクスナー・ジャパン・アソシエイツ(EJA)代表、包括システムによる日本ロールシャッハ学会顧問、
国際ロールシャッハ及び投映法学会前会長
内容;・伝統的アセスメントから協働的アセスメントが生まれてきた背景
・協働的アセスメントを通して治療動機が低い人をいかにセラピーにつなげるのか
・安全にトラウマ体験に触れる
・小学校1年生と3年生の夫婦不仲による施設入所後、家庭復帰後の適応が難しかったケース
・質疑応答 等
定員; 70 名
参加費; 5,000円
申込方法; Google フォーム
締切; 2024年1月14日(日)
詳細は、下記のチラシをご覧ください。
*臨床心理士資格更新ポイント申請予定
<問い合わせ先>
協働的アセスメント研究会
(Gunma society for the Collaborative Assessment : GCA)
mail; gunmasca@gmail.com
Comments